一般社団法人 日本清掃収納協会ブログ

お掃除の基本:掃除職人は時間と温度を活用します

優秀なお掃除職人のポイントは、「時間」と「温度」の使い方です。

強力な洗剤でもなく、優れたお掃除機械でもなく、
デキるお掃除職人は、実は「時間」と「温度」を大切にしているのです。

 

 

図

 

 

 

お掃除の時間とは「つけ置く時間」です。
ガンコな汚れは力任せにごしごしと落とすより、つけ置きをして汚れを緩ませてあげることが大切です。

また壁や蛇口などつけ置きが出来ないところの汚れは、湿布法としてペーパータオルを汚れにあてて、

そこに洗剤をスプレーしてあげて下さい。

ペーパータオルが洗剤の水分で汚れのところにへばりつき、

人間が患部に湿布を貼るように、長時間汚れに洗剤の効果が発揮してくれます。

 

 

そして温度は、汚れに対して40℃以上の温度をあてる事で、汚れ落ちが全然違います。

 

温度を加えるお掃除法はいろいろとありますが、まずは簡単な方法の一つとして洗剤を温めてあげるのも効果的です。
例えばお掃除で大活躍の重曹水も温めてから使うと効果絶大です。

 

 

ホット重曹水の作り方はこちら

 

弱アルカリ性の重曹は、油汚れなどの酸性を中和して落としやすくしてくれます。
重曹の成分はお菓子づくりや胃薬に使用されているものなので、

家庭でも安心して使うことができます。重曹は純度の高い順番で

「薬用」「食用」「工業用」がありますが、お掃除なら「工業用」で十分です。

 

★重曹水の作り方:スプレーの場合★

[材料]

水…100ml   重曹…小さじ1杯

1、スプレーボトルに重曹小さじ1を入れます。
2、次に水100mlを入れます。

3、キャップをつけてボトルをよく振って重曹を溶かして完成。

*ホット重曹水にする場合は40~45℃の水を使用します。

 

 

★重曹水の作り方:たらいなどに多めに作る場合★

[材料]

水…2リットル(2000ml)   重曹…大さじ6~7杯

[作り方]

たらいなどの容器に分量の水と重曹を入れ、よく混ぜて溶かします。

*ホット重曹水にする場合は40~45℃の水を使用します。

2015.02.13

お掃除の基本:キツイ洗剤のお掃除は下から上へ。

アルカリ性や酸性の洗剤を使用する時に、洗剤をスプレーで素材に直接吹きかけてしばらく放置しておくと、

素材の色が脱色されてしまうことがあります。

 

きつい洗剤を使用する時には、まずはスポンジに洗剤をつけてから手の動きは下から上へ動かします。

 

上からお掃除しますと、洗剤の垂れ染みなどが原因の汚れが残る可能性があります。

 

キツイ洗剤は下から上にお掃除する事で、垂れ染みを作らないようにしてください。

 

プロのお掃除の職人の結果は、仕上がりで決まります。

 

やり方がわかれば誰にでもキレイにする事ができます。

 

最後にもう一度、お掃除の基本は上から下ですが、キツイ洗剤は下から上へです。

  

2014.11.29

お掃除の基本:乾いた汚れは乾いたまま取り除きます

お掃除の基本その2。

乾いた汚れをいきなり濡れ拭き雑巾で掃除している人がたくさんいます。

乾いた汚れを濡らしてしまうことで、汚れを取り除くのにかえって時間がかかってしまい、

キレイに汚れを取り除く事が出来なくなります。

 

乾いた汚れをわざわざ濡らしてしまいますと、

汚れが水分でしっかりくっついちゃいます。

 

そうなると今度は乾くまで待ってからお掃除しなければ落とせない事もありますので、

ぜひ乾いた汚れは乾いたお掃除方法と覚えて下さいね!

乾いている汚れを見つけたら、まずは濡らさないで取り除く方法を考えましょう。

 

 

 

2014.11.29

お掃除の基本:お掃除は上から下です

お掃除の中でも最も大切にして頂きたい事、

 

それは、お掃除は上から下に掃いていく(拭いていく)ことです。

 

 

机の上を拭いていて照明の汚れに気がついて照明を掃除するなんてことをしていたら、

照明に付いたホコリが下に舞い降りてくるので、また机の上を拭かなくてはいけません。

 

お掃除は段取りが大切です。

 

今日はお部屋のお掃除を頑張ろう!と思ったら、まずは部屋全体を見渡し、

お掃除ヵ所を最初に決めておいて、上から下への順番でお掃除を行って下さい。

 

とくにお掃除をお仕事を方は、如何に正確に無駄なくスピーディーにお掃除をするかで

お仕事の質が変わってきます。

 

まずは無駄なく、キレイにお掃除する事で、やる気も上がりますので、

「上から下」を覚えておきましょう!

 

 

 

2014.11.29

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